コインパーキングは、今や「社会インフラ」ともなりつつあります。コインパーキングができることにより、地域の課題解決につながるケースがあるというのがその理由です。例えば、コインパーキングによって事故の原因となりかねない路上駐車が減ることも期待されています。具体的な数字について、今回は見ていきましょう。

この瞬間、東京23区では5万台が路上駐車

警察庁の調べ（2017年）によると、東京23区の瞬間路上駐車台数は約5万1500台。2003年と比較すると大きく減少していますが、ここ数年は下げ止まりの印象です。

こうした路上駐車は交通渋滞の大きな原因となっており、これに起因する衝突事故も後を絶ちません。駐車車両への衝突事故は、人身事故が892件発生。このうち死亡事故は34件にのぼり、合計37人もの犠牲者が出ています。

また、衝突ではなく駐車車両に起因した交通事故は、人身事故の発生件数が1466件。死亡事故も8件（死者８人）発生しています。

コインパーキングの少なさが路上駐車に直結

このデータを見ると、路上駐車によって多くの事故が起きており、命を落とすケースも珍しくないことが分かります。路上駐車は、近くにコインパーキングがなかったり、十分な数のコインパーキングがなく駐車できなかったりと、やむを得ないケースもあります。

しかし、路上駐車によってこれだけの事故が起きているという現実を目の当たりにすると、コインパーキングの整備が事故減少に直結することを私たちはもっと意識する必要があるとも感じます。

地域課題の解決に寄与できるコインパーキング経営

コインパーキング経営は、路上駐車やそれらに起因して起こる交通渋滞、交通事故といった社会問題、地域課題の解決にも寄与する、社会貢献型の事業です。地域に貢献しながら安定収入を得ることができるという、素晴らしい事業といえます。

土地オーナー様にとっては、初期費用がかからない上、限られた期間の一時的な土地活用が可能となります。社会貢献にも関われる駐車場事業。ぜひ土地活用の一つの選択肢として検討してみてください。